今回の記事では、近年話題になっている生成AIの一種である楽曲を瞬時に生成することができるSuno AIについて徹底解説させていただきます。
楽曲の知識がない人でもこのSuno AIを使えば自分が理想としている音楽を瞬時に作成することができます。
今回はそんなSuno AIってなに?という使い方のご説明から商用利用の可否、Suno AIで使えるおすすめのプロンプトなどを解説させていただきます。
Suno AIってなに?
Suno AIは2023年12月20日にアメリカの会社Suoo, Inc.が発表した生成AIの一種である音楽生成AIで、ボーカルと楽曲演奏を合わせた楽曲だけではなく楽器演奏のみの曲も作成することができます。
Suno AIはWebサイト(PC・スマホ)およびスマホアプリ(iOS・Android)でも利用することができ、作成したい音楽のプロンプトを伝えるだけでご自身が思い描く音楽を作成してくれます。
では、細かい説明の前にSuno AIを使えばどれくらい簡単に作曲ができるのかご紹介していきます。
Suno AIの使い方
Suno AIの使い方の前にまずは会員登録方法をご説明させていただきます。
Suno AIの登録方法
Suno AIの登録方法は非常に簡単で1分もかからず完了します。
ではSuno AIの登録方法から順にご説明していきます。
- Suno AIの公式サイトにアクセス
2. 右上に表示されているSign Inボタンを押下
登録方法にはiOS、Discord、Google、Microsoft、電話番号などがあります。
今回は電話番号で登録します。
3. 電話番号を入力してから「Continue」ボタンを押下します。
SMSで番号が送られてくるので、その番号を入力してから次へ進むと登録は完了です。
楽曲の作り方
Suno AIの登録を済ませたらお次にSuno AIで楽曲を作成する方法をご説明していきます。
Suno AIで楽曲を作成するのは驚くほど簡単ですが、順番にお見せしていきます。
画面右下に表示されている音符マークをクリックします。
この画面になったらまずはそれぞれの項目のご説明をいたします。
①バージョン選択
楽曲を作る際に使用するモデルのバージョンを指定することができます。
バージョンの違いは下記のSuno AIで使えるモデルでご説明している通りになっています。
特別なこだわりがない場合はV4もしくはV3.5を利用することになると思います。
※2025年1月現在では無料プランでもV4は10曲分使えるようになっております。
②プロンプトの入力
楽曲のイメージをプロンプトで入力します。
このプロンプトが曲の内容・品質を左右します。
プロンプトは主にその楽曲のジャンル(ピアノ調、HIPHOPビートなど)を
入力するとそのイメージの楽曲を作成してくれます。
今回私は「日本語っぽいラブソング」と入力して楽曲を作成してもらいます。
③Instrumental
Instrumentalは楽器演奏のみの楽曲を作る場合はONにします。
例えばフリー音源のように、ピアノやギターなど楽器のみの楽曲を作成したい場合に有効です。
今回私は一旦歌詞も出力してほしいので、InstrumentalはOFFの状態で生成します。
ここまで進んだら「Create」ボタンをクリックします。
ボタンをクリックすると楽曲一覧画面に遷移し、楽曲が2曲生成されます。
プレビューのような感じでまずは生成されますが、時間が経つと徐々に完成して
最終的にはフルの楽曲が完成するイメージです。
楽曲が完成すると画像のように曲の時間が表示されます。
楽曲のタイトルと曲のイメージの画像まで作成されます。
楽曲のタイトルをクリックするとこの楽曲の歌詞を見ることができます。
今回入力したプロンプトの結果作成された歌詞は下記になります。
Suno AIの使い方や実際のアウトプットを知った上でSuno AIの料金やプランなどを詳しくご説明させていただきます。
Suno AIの料金プラン
Suno AIの料金プラン別にできることや特徴などは下記の表にまとめております。
Suno AI公式サイトへのリンクも貼っておくので、良ければご参照ください。
プラン名 | 料金 | クレジット数 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
Basic Plan | 無料 | 50 クレジット/日(10曲相当) |
|
Student Pro Plan | $5/月(初月無料) | 2,500 クレジット/月(500曲相当) |
|
Pro Plan | $10/月 | 2,500 クレジット/月(500曲相当) |
|
Premier Plan | $30/月 | 10,000 クレジット/月(2,000曲相当) |
|
📢 追加特典:
- 招待プログラムあり:友達を招待すると、友達が10曲作成した時点で250クレジットを獲得
- 最大2,500クレジットまで無料で獲得可能
先ほどSuno AIの使い方をご説明させていただいた箇所でプロンプトを入力して曲を入力した際に10クレジットを使いました。
そして私は有料プランを契約しているため最新モデルであるv4を利用して楽曲を作成いたしました。
無料プランでお試しで作ってみて気に入ったら有料プランを契約するのをおすすめいたします。
Suno AIの無料プランと有料プランそれぞれのプランごとの詳細な説明に関しましては下記の記事で詳しくまとめておりますので、良ければご参照ください。
お次にSuno AIのモデルについてご説明させていただきます。
Suno AIで使えるモデル
Suno AIでは楽曲作成時に2025年1月現在では4つのモデルを使い分けることができます。
それぞれのモデルによって特徴や最大生成時間が変わってきます。
特別こだわりがない場合はv3.5もしくはv4を使っておくと良いと思います。
また、v4など最新モデルの利用に関しては無料プランでは使えないので、最新モデルを使いたい場合には有料プランの購読をご検討してください。
モデル | 特徴 | 最大生成時間 |
---|---|---|
v4 ベータ版 |
|
4分 |
v3.5 安定版 |
|
4分 |
v3 旧バージョン |
|
2分 |
v2 ヴィンテージ |
|
1.3分 |
💡 モデルの進化ポイント:
- 生成可能な楽曲の長さが大幅に向上(v2: 1.3分 → v4: 4分)
- ボーカル品質と曲構成の継続的な改善
- アレンジと創造性の強化
Suno AIは商用利用できる?
結論から申し上げると、Suno AIで生成した楽曲は商用利用が可能です。ただし、以下の2つの重要な条件を満たす必要があります:
- Student Pro Plan以上の有料プランに加入していること
- 楽曲を生成した時点で、有料プランに加入していること
特に注意が必要なのは、無料プランで生成した楽曲は後から有料プランにアップグレードしても商用利用できないという点です。これは多くのユーザーが見落としがちな重要なルールです。
そのため、商用利用を検討している場合は、最初から有料プランでの利用をお勧めします。
学生の方はStudent Pro Plan($5/月)から、一般の方はPro Plan($10/月)からご利用いただけます。
プランにつきましては当記事内で表形式でご紹介させていただいておりますので、良ければ一覧表をご参照ください。
なお、商用利用には以下のような活用シーンが含まれます:
- YouTubeでの収益化
- 音楽配信サービスでの公開
- 広告・映像作品での使用
- ポッドキャストのBGM
- ウェブサイトでの使用
ビジネスでの活用を考えている方は、まずは有料プランに加入してから楽曲生成を始めることで、安心してSuno AIで生成された楽曲を扱えるのでお試しください。
Suno AIで生成された楽曲の著作権及び商用利用については下記の記事で詳しくご説明させていただいておりますので、良ければご参照ください。
Suno AIで使えるプロンプト
次にSuno AIで使えるおすすめのプロンプトをいくつかご紹介させていただきます。
Suno AIは結構無茶振りのプロンプトでもそれを取り入れていい感じの楽曲を作成してくれますので、いろいろなアイデアを組み合わせて素晴らしい楽曲を作成してみてください。
楽器を指定
・ドラムとギターがかっこいいロックチューン
・疾走感のあるロック、エレキギターとドラムを強調
感情・テーマを指定
・夏の青春の思い出を詰め込んだ明るい曲
シーンを指定
・ダンスフロアで盛り上がれるEDM
季節を指定
・梅雨の季節をイメージした、しっとりとした曲
上記にあるプロンプト以外にもアイデア次第でいくらでも好きな楽曲を作れるのでぜひお試しください。
精度が高く良い感じに翻訳してくれるので結構おすすめです。
まとめ
今回は楽曲を簡単なプロンプトから作成してくれるSuno AIについてご紹介させていただきました。様々な生成AIが出てくる中で楽曲を作成してくれるユニークな生成AIであるSuno AIを使って楽しむことができればビジネスに繋げることもできるのでぜひお試しください。